2021年10月ウィンドウディスプレイセット
¥27,500
2021年10月のウィンドウディスプレイの商品です。
人気の縁渕皿とのぞき猪口そしてハット型の小鉢がそれぞれ2個づつのセットになります。
絵柄は縁渕皿とのぞきちょこは月兎、そして小鉢は月窓です。
秋の夜長にピッタリです。
<月兎>
初期伊万里の代表的な絵柄の一つである吹き墨うさぎを本にした意匠。
初代李参平の戒名である「月窓凈心居士」にちなみ、十四代の吹き墨うさぎには必ず「月」が描かれています。(初期伊万里の吹き墨うさぎは月を描いてないものもあります。)
ふるさとである朝鮮、そして活躍した有田。どちらで見た月も同じものであり、その月を窓から眺めた初代はどんな気持ちだったのか?と想いを馳せながお作りしています。
この意匠はうさぎの形をした型紙を使い、呉須(絵付け用の顔料)を含ませた絵筆の先に息を吹きかけることで墨をスプレー状に飛ばし、うさぎの形を作る技法「吹き墨」を使っています。筆で直接描いた絵柄と違い、輪郭線のないその絵柄は初期伊万里の型にはまりすぎない作風をよく表しています。
400年前の意匠 柔らかな月と夜の星のような吹き墨を小さな小鉢に描きました。
「月窓(げっそう)」は初代李参平の戒名 “月窓浄心居士”の由来で、窓から望む三日月のような絵柄から名付けました。
< 月を見て想う >
初代の過去帳を保存していらしゃる龍泉寺の和尚様より、戒名からその人となりが読み取れると伺いました。「初代は窓から覗く月を故郷で見た月と重ねていたのではのではないでしょうか?そうであったとしても、争いごとは水に流し(浄)志を高く生きたきた。そんな人生だったように感じます」その志に少しでも近付けるように、「月」をモチーフにした商品を数多く作っています。本商品もその一つです。
少し小さめの「月窓」は、小さな小鉢や薬味入れとしてはもちろん、チャンジャや酒盗、食後の一口スイーツなど、今 お使いの器たちの名わき役として 楽しんでいただけます。
<のぞき猪口>
蕎麦猪口よりも小ぶりなのぞき猪口。その昔、覗き込むようにして使っていたことから「のぞき猪口」と呼ばれています。
初期伊万里の「のぞき猪口」は酢味噌を入れるものでした。当時はお醤油が一般的ではなく、お刺身を頂くときも酢味噌を使っていたとか。その時に細いのぞき猪口を使っていたといわれています。細すぎるのぞき猪口を少しだけ太めにして現代でも使いやすいように十四代がアレンジしております。
<有田焼発祥の地「泉山」>
有田焼の祖、李参平が発見したと言われています。
その李参平の直系十四代目の子孫である十四代金ヶ江三兵衛(十四代李参平)が「泉山」で自ら選んだ石を100%使い作った陶土「参平土」。この「参平土」を使い十四代がろくろをひき、削りを入れています。素焼き後、それぞれの釉薬をかけ、登り窯にて焼成しています。
精製していない泉山の土を100%を使用し、ガス窯にて焼成しているため、現代の有田焼のような均一的な美しさではございません。個体差のある製品です。この点を御理解の上、ご注文をお願いします。
<月兎縁渕皿>
サ イ ズ :φ210×50㎜
素 材:泉山参平土
成 形:水小手型成型
絵 付:金ヶ江美里
焼成方法:ガス窯焼成
レ ン ジ :使用可
食 洗 機 :使用可
漂 白 剤 :使用可
価格(1枚):4,400円(税込)
<月兎のぞき猪口>
サ イ ズ :φ70 × H70㎜
素 材:泉山参平土
成 形:十四代李参平 ロクロ成形
絵 付:金ヶ江美里
焼成方法:ガス窯焼成
レ ン ジ :使用可
食 洗 機 :使用可
漂 白 剤 :使用可
価格(1個):5,500円(税込)
<月窓>
サ イ ズ :φ96 × H55㎜
素 材:泉山参平土
成 形:十四代李参平 ロクロ成形
絵 付:金ヶ江美里
焼成方法:ガス窯焼成
レ ン ジ :使用可
食 洗 機 :使用可
漂 白 剤 :使用可
価格(1個):3,850円
※注意※ 写真は一部の商品を撮影しています。
すべての工程が手作業ですので、同じ製造工程の商品でも
お届けされた商品が写真と違う場合がございます。
返品・交換に関しては、メールまたは電話でご連絡ください。
ディスプレイで使用しているお盆や造花、日本酒ボトルなどはセットに含まれません。焼物のみのセットとなります。